マルチメディアコンセント

マルチメディアコンセントとは、電源だけでなくテレビや電話、インターネットなどの配線接続を一カ所にまとめたものです。

特に、テレビ用コンセントと、インターネット用LANモジュラーコンセントがついていることが、マルチメディアコンセントと呼ばれるています。

配線が一カ所にまとめられるため、雑然としがちなケーブル類をすっきりとさせることができます。

マルチメディアコンセントの図

テレビ用コンセント

テレビ端子、アンテナ端子、テレビ用アウトレットとも呼ばれるテレビ受信用のコンセント。一般的に屋外のアンテナに繋がっています。接続にはF型コネクタの付いたアンテナケーブルを使います。F型コネクタは中心に芯があり、テレビコンセントに接続するときは芯が曲がらないように注意が必要です。

アンテナケーブルの図

コネクタには種類があり、ねじ切りのない差し込み式とねじ切りのあるネジ込み式の2種類があります。壁のコンセントが差し込み式の場合にネジ込み式は接続できませんが、ネジ込み式の場合に差し込み式は接続できます。

マンションなどで、BS/CSも視聴可能となっている場合は、地デジとBS/CSで分かれている場合と、どのコンセントも地デジ/BS/CSに対応している場合があります。

電話用モジュラーコンセント

固定電話用を接続するためのコンセントで、モジュラージャックとも呼ばれています。接続には6極2芯モジュラーケーブルと呼ばれるケーブルを使います。6極2芯とは6本の溝に2本だけ接点となる芯があるものです。6極4芯や6極6芯というケーブルもありますが代用は可能です。

電話とLANコネクタの違い

接続するときの向きは、モジュラコンセントのシャッターを開け、溝にコネクタのツメ部分がくるようにします。

コネクタの向き

LAN用モジュラーコンセント

パソコン等をLANケーブルで接続するためのコンセント。基本的に玄関等に終端装置があり1住戸内のLANコンセントに接続されています。