廊下

廊下とは、建物内の細長い通路のことです。

住戸内の廊下幅には規定はないのですが、戸建て住宅では尺モジュール(91cm)で設計されることが多く、廊下幅は78cm前後になります。

廊下幅の説明図

マンションの住戸内の廊下幅は、高齢者等配慮対策等級を意識した78cm以上(等級4)、85cm以上(等級5)が採用されていることが多いです。

車椅子の通行

車椅子の幅はJIS規格で定められていて、手動タイプで63cm以下、電動式で70cm以下となっています。一般的な廊下でも通行は可能ですが、スムーズな通行を考慮すると廊下幅は90cm以上確保されることが理想です。

共用廊下

共同住宅などの廊下には、「避難経路の有効幅」として決まりがあります。一般的な共同住宅では、廊下の片側にのみ居室がある場合は1.2m以上、廊下の両側に居室がある場合は1.6m以上と定められています。ちなみに、学校における児童用又は生徒用のものは、片側教室の場合は1.8m、両側の場合は2.3mとなっています。